友達が産後うつになった話

産後うつになった話

産後うつになった話

俺と昔から付き合いのある友人の中には、女性もいるんだ。
もちろんみんな既に結婚していて、順風満帆だ。
なんでいきなり友人の話をしたかというと、一昨日くらいにこの友人から連絡が来たんだよ。
「うつ治ったって診断された!でもこれからも気をつけてねって言われたよ~」と嬉しい報告をしてくれたのだ。
もちろんあっちの旦那も俺の存在を知っているし、公認の友人関係だ。

彼女はいわゆる産後うつで、30歳の頃に1人目を産んでその子が2歳の時に発症したんだ。
旦那さんもその時、仕事に彼女のサポートにで忙しくてうつには気付けなかったらしい。
彼女も自分自身で気付いていなくて、「ちょっと調子が悪いだけだから」と思っていたみたいだ。

それが32歳の時だから、今40代で(同級生だよ)治すのに8年かかってわけだな。
もちろんうつは簡単に再発するし、一生つきまとうって聞いたことがある。だから油断は禁物なんだよな。
俺も一昨日電話貰った時は「これ以上無理するなよ」って言っておいたけど、子どもこれから思春期と反抗期がくるしとりあえずまだまだ安心はできない。

もちろん彼女の旦那の連絡先も知ってはいたから、メールだけで「これからも〇〇のことよろしくな」とは言っておいた。
「もちろん」と返事は来ていたし、産後うつになって一緒に治そうと努力してくれた彼には頭が上がらないよ。
俺だったら支えていく自信なんてないしね。

俺がもし今恋愛関係にある30歳の子と結婚できたなら、ここまで彼らのようにお互いを支えられるだろうか?
俺にはもう後がないけど、彼女にはこれからいくらでも男を選べる。
まだ正式に付き合っているわけじゃないし、今から結婚を意識するのも筋違いっていわれても反論はできないだろう。

でも仮定の話をするなら、彼女はゆくゆく俺と結婚してもいいという覚悟があるのだろうか?
そう思って悩み続けてからゆうに3週間以上たっている。
実はというと、前回ホテルへ行ってセックスしてからというもの1度も会っていないんだ。
40代の俺が彼女のところへ出向くのもおかしいし、そもそもまだ恋人関係じゃない。

となると、ただのセフレってことになる。
セフレっていっても1回しかセックスしていないし、セフレといえるかも疑問だけどね。

もちろん連絡はとりつづけているよ。
「また会いたいな」「今度いつ会おうか?」とは言ってくれるから、かなり脈ありだと思う。
でも自分のことを守りすぎて、デートの誘いもできない自分がいるんだ。
そんな俺に痺れを切らしたのかこの前「そろそろデートしませんか?」って言われたよ。

自分でも「あ、俺情けねえな」って思った。
女性から誘わせるなんて、面目ないよな。
でも時すでに遅し。だから「俺もそう思ってた!どこ行こうか?」って返すしかなかった。

これで晴れてデートに行くわけなんだが、驚いたことにホテルはなしの休日の昼間デートだった。
「これは…今日で告白しないとな」と一気に緊張感高まる俺。
たまたま時間の都合があったかもしれないが、昼間デートなんて彼女とは初めてだった。

だからいつもと違って彼女の私服が見れるってわけ。
いつもは夜でしかもお互い仕事帰りだったから、スーツのまま食事へ行ってたんだ。
でも今回はそうもいかない。
かなり服を選ぶのに時間をかけたし、こんなに緊張したのは久しぶりだった。

「若く見せた方がいいか?」「フォーマルな服装がいいか?」とか考えたが、結局年齢相応の格好をすることにした。
黒ジーンズに白Tシャツだな。
腕時計は趣味で何個かあったから、久しぶりにつけてカバンはウエストポーチみたいな、肩にも掛けれるやつにしておいた。
そのほうが無難な格好かなと思ったんだ。
40にもなって無理におしゃれするとイタイしね。

待ち合わせは駅だったんだが、彼女の私服を見るのは何気に初めてだった。
いつもピシッとしたスーツ姿しかみたことがないから、緊張しまくりの想像しまくり。

彼女が到着すると目を見張ったね。膝下の黒スカートに白色の肩出しトップを着ていたんだ。
色が似すぎている格好をしている俺たちは、お互いの一声が「同じ色!笑」だった。

打ち合わせなしで色を合わせるなんて、好みが似すぎているよな笑
40にしてぺアルックファッションをしているみたいでちょっと恥ずかしかったが、人ごみの多い駅では誰も俺たちのことなんか気にしていない。
それにかなりその格好が似合っていた彼女を見れば、そんな思いも吹き飛んだよ。

それからはフラフラとショッピングして、ランチメニューがあるカフェで食事した。

いよいよお別れって時に、勇気を出して言おうと思っていたことをついに言った。

「40にもなる俺だけど、よければ付き合って欲しい」と。もちろんこんな上から目線ではなく、もっと丁寧にな。
そしたら彼女はなにかふっきれた様子で「やっと言ってくれましたね!言わなかったら私から言おうと思ってました笑」とクスクス笑いながら言うではないか。

バツイチであることを告白したときも、「そんなの今の時代当たり前じゃないですか」って言ってくれたのも彼女だ。

40代ツネ。ついに彼女ができました。